リフォーム・ハウスクリーニング

　遺品整理とハウスクリーニングは同時のご依頼がおすすめです。遺品整理の際の仕分け・片付け後に行われる「ハウスクリーニング」は、日常的に使われている台所やトイレ、浴室などを含めて部屋全体をお掃除します。特に、故人の部屋が賃貸だった場合には、すぐに退去しなければならない場合があります。汚れている箇所などは、しっかりと落としておかなければなりません。

また、遺品整理や特殊清掃時に行われるハウスクリーニングの場合には、普通のハウスクリーニングと性質が異なります。一般的なハウスクリーニング業者では完全に清掃しきれない場合も当社ではしっかりと対応いたします。整理作業や他のご依頼と合わせておまかせいただくことで、お客様の別途業者ごとへの申し込みや調査・依頼の時間もかかることなく終わらせる事ができます。

汚れがたまりやすいお風呂・トイレ・キッチンなどの水回り、換気扇やエアコンなど、ご要望に沿った内容で、クリーニングを行う事が可能です。また、室内だけでなく、庭や物置など、屋外にも対応させていただきます。まさに、丸ごと一軒のクリーニングが可能です。

　遺品整理・生前整理後には畳、壁紙、フローリング、キッチンといったこれまでは目に入らなかった「住宅の状態」が目に付くことが多くなります。当社ではリフォームのご相談も受け付けております。特に目につくのは長年の使用で汚れた壁紙や畳、破れた障子などです。これらを張り替えるだけでも室内が見違えるようになります。

古いお住まいであっても、キッチンやバスルームなど水まわりを中心にリフォームすることで現代の生活に合った住みやすいお部屋になります。快適な生活を送っていただくため、ご希望に合わせたリフォームを実現いたします。

特殊清掃を実施した際にも、合わせてリフォームが必要な場合があります。特に、孤独・孤立死などの場合。ご遺体が発見されたあとお部屋の消臭・除菌作業（特殊清掃）を行い、現場の状況によっては早期の原状回復のために「リフォーム」をお勧めします。

例えば、ご遺体が1週間経過して発見されたケースなどでは、体液が漏れフローリングなどの隙間からに浸透してしまう事があります。下地の状況は、構造によって様々ですが、体液が浸透している限り、撤去や張替えをしなければなりません。この様な状況によっては臭気除去のためにリフォームを行うことが必要となるケースがあります。

下地だけでなく、建物の基礎にまで臭いの原因が浸透している事があります。この場合、表面にある体液などを浮かせ、洗浄することで可能な限り臭いの原因を取り除きますが、経過日数によっては全て取りきる事ができません。こうした、臭いの再発生を防ぐために、下地に対してコーティング処理を施すことがあります。コーティングは、施工箇所の材質に合わせて、消臭成分を練り込んだものを塗布します。これによって、臭いを消すことができます。

しかしながら、必ずしもリフォームが必要というわけではありません。ご遺体が発見されてすぐにご依頼をいただき作業が可能であれば、既存の壁紙やフローリングなどの床材を撤去することなく、清掃作業のみで終える場合もあります。実際にて作業を行い、清掃のみで良いのか、リフォームも必要なのかの判断をします。

費用を抑えたご提案はもちろん、必要がなければ我々からリフォームをお勧めすることはありません。また、現場の状況によっては作業開始時点で、こちらからリフォームのご提案をさせていただくケースもございます。お客様のご負担とならない様に、まずはご相談の上で、ご要望の作業をさせていただきます。

　リフォームは「老朽化した建物を新しく改装する」こと言います。老朽化が進み、壊れてしまったり、汚れている部分を直したり、新しく交換することなどを指します。一方で「リノベーション」とは、「既存の建物に対して新たな機能や付加価値を付け加えて、価値を高める改装工事する」ことを意味しています。当社ではリフォームだけではなく「リノベーション」のご案内も可能です。

例えば、仕切りを広くする、キッチンをより現代的で機能性の高いものに変更するなど。元の状態に戻すだけではなく、プラスαで新しく生まれ変わらせ、価値を向上させることが目的です。故人様がいなくなった後、「そのままの状態」ではなく残されたご遺族様が住みやすくなる様な家づくり目指しましょう。

また、寒さ・暑さ対策など。現在のお住まいをより快適を目的にすることもできます。 故人様が大切にされてきたご自宅をリフォーム・リノベーションで生まれ変わらせ、新しい形として、前に進んで行くのもスタートされるのはいかがでしょうか。